越前おろしそば打ち
年末の恒例行事、今年もふくいそば打ち愛好会の爬揚(はやがり)先生にお越し頂いて、実家でそば打ちをしました!
越前流 そば打ち
今回のそば粉は、福井県大野特産早刈りそば粉を使用。割合は、そば粉600g、小麦粉150g、水350cc(水は粉に対して45~47%)で、約10食分です。粉をふるいにかけ、水を3回に分けて混ぜ合わせていきます。
1回目は、水を”のの字”に半分入れ、猫の手にして指先で細かく混ぜあわせます。2回目は、残り水半分を更に入れ、手ごきを入れながら混ぜます。3回目は、水を手に浸しながら(手振り)入れ、固さを確認しながら混ぜます。3回目で初めて1つにまとめます。
十文字練り、本練り、菊練りと練っていき・・・
最後にへそ出し(空気を出す)をして、台に載せ少しずつ平たくしていきます。
めん棒で、10回ずつ伸ばし、6回に分けて一回りさせるように丸く伸ばします。直径約50cm、厚み2mmぐらいまで伸ばしていきますが、丸くするのに結構コツがいります。コツはめん棒を猫手のようにして持ち、中央から外に広げるように前に押すように転がせば、棒がうまく回ります。
次に、丸い形から四角い形に伸ばします。(四つ出し)ひし形にめん棒に巻いて交互に厚さ1mmまで伸ばしていきます。
厚みが均等になったところで、打ち粉をしっかりうち、畳んでいきます。ここで打ち粉が少ないと、そばを切る時にひっつき団子になってしまいます。
8枚に折り畳み、まな板に打ち粉をうち、いよいよそばを切ります。
こま板でそばを軽く押さえ包丁で切ります。切った直後に包丁の角度をずらしこま板がずれ、そばの太さを均等にします。切ったそばは、打ち粉を払い落とします。払い落とさないと、ゆで湯が濁るからです。
ゆでは、1分50秒~2分。ゆでた後、冷水ですぐしめます。
越前そばの食べ方は、大根おろしを混ぜ合わせた出し汁に、ねぎ、鰹節、からし大根を加えて完成です!!!
そば作りの所要時間は、先生で約30分、初心者でも50分までに終えないと、そばが乾燥してしまいます。
それでは、子供達が実践です!!
先生に教わりながら、がんばってます。
ひし型に伸ばせた~!
先生の倍の太さだけど、出来た~!
美味しい~!!!
勿論、僕もやりました~
爬揚先生は、4段(最高の段)の級をお持ちで、北海道から九州まで、そば打ちのイベントやそば打ちを教えに回っておられます。今年でなんと68歳!凄いパワーを感じます。年末のお忙しい時期に毎年お越し頂きほんとうに有難うございました。
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